至高なる大祭司であり王であるキリスト宣教会

司祭叙階式

2015年09月16日

 

 聖母マリアが洗礼者ヨハネの母エリザベトを訪問した日であり、宣教会の守護聖人であるサレジオの聖フランシスコにとって大事な祝日である7月2日(木)、イタリア・フィレンチェの聖ミカエル・聖カエタナス教会において、レイモンド・レオ・バーク枢機卿による司祭叙階式が執り行われ、11人が叙階を受けました。11人の内訳はアメリカ人、カナダ人、イギリス人、スペイン人がそれぞれ1人ずつ、そして7人のフランス人です。この聖なる叙階式の証人となるために世界各地から何百人もの信徒が集まりました。

 

 司祭の叙階式はミサ中、使徒書簡の朗読と答唱詩編の後、アレルヤ唱の直前に行われます。司教はミトラを身につけ、祭壇中央に用意された専用の椅子に座って、説教をします。

 

 叙階志願者は、アミクトゥス、アルバ、マニプル、そしてストラと、助祭の祭服を身につけています。左腕には司祭の祭服であるカズラがたたんで掛けられており、右手に火のついたろうそくを持っています。式の初めとして叙階志願者たちの名が呼ばれて正式に司教に紹介された後、司教はその者たちに式辞を述べます。

 

 聖人の連祷が捧げられている間、叙階志願者たちは祭壇の床にひれ伏して横たわっています。連祷が終わりに近づくと、司教は左手に司教杖を持ち、ミトラを身につけたまま立ち、まだひれ伏している者たちに向いて祝福の祈りを唱えます。

 

連祷が終わると叙階志願者たちは身を起こし、司教の前にひざまずきます。司教は何も言わず両手で一人ずつ按手していきます。この、祈りも聖歌もない、素朴にして感動的な動作は、この秘跡の本質とされています。これは、司教が叙階志願者たちに按手することで司祭としての力を授け、キリストから使徒たちを通して司教自身が受けた力を伝えることなのです。 

 

 按手の後、叙階志願者たちは先の場所に戻り、ひざまずきます。全員がそろうと、司教は右手を彼らの上にかかげます。次に参列している司祭たちが前に進み、それぞれ叙階志願者の頭に両手を置きます。そして、聖書のある側から半円を描くように、叙階志願者たちの後ろに立ち、司教と同じように右手をかかげます。

 

祈りの後、司教は手を差し伸べ、奉献文叙唱を唱えます。この「全能の父、あなたに仕えるこの者に、司祭の威厳をお与えください。心の中の聖なる魂を新たにし、あなたから受ける第二の位階に確固として立ち、自らの生き方が他の者の生き方の模範として示すことができますように」という言葉が、この秘跡の本質となっています。

 

叙唱の後、新しく司祭に叙階された者たちは一人ずつ司教の前に進み、ひざまずきます。司教は司教椅子に座っており、ミトラを着けています。司教は一人一人に、ストラとカズラを身につけさせます。ただカズラはたたまれていて背にピンで留められており、前に垂らされています。

 次の祈りの後、司教は祭壇に向かってひざまずき、聖霊への賛歌「聖霊よ、来てください」を唱えます。賛歌の1番が終わると、司教は立ちあがり、司教椅子に座ります。叙階を受けた者たちは一人ずつ司教の前に進み出てひざまずきます。司教は洗礼の聖香油を取り、揃えられた両手のひらに塗ります。まず、右手親指から左手人差し指へ、そして左手親指から右手人差し指へと十字を描いて香油を塗り、次に両手のひら全体に塗ります。香油を塗りながら司教は、「主よ、塗油と祝福でこの手を祝別してください」と祈ります。

 

司教は彼らの両手の上で十字の印をし、「主イエス・キリストの名によって、この者たちが祝福するものを祝福し、祝別するものを祝別してください」と続けます。

 

そして司教は、叙階を受けた者の両手を閉じます。叙階を受けた者はそのまま祭壇の脇の行くと、奉仕の司祭の一人がその祝別された両手を、指が使える状態で白い布でくくります。

 

司教は、ホスチャが1枚入ったパテナをワインと水の入ったカリスに載せ、一人一人に見せます。叙階を受けた者たちは人差し指と中指でパテナとカリスの脚を触ります。この間、司教は「神に犠牲を捧げる力を受けなさい。そして、主の名によって、生ある者と死する者のためにミサを捧げなさい」と言います。

 

ミサはアレルヤ唱で再開されます。聖体拝領の聖歌が終わると、司教はミトラを着け、座ります。叙階を受けた者は祭壇に進み、二人ずつ司教の前でひざまずき、司教の手に口づけして火のついたローソクを渡します。そして席に戻ります。

 

これ以降、新しく司祭の叙階を受けた者全員、司教とともにミサの間祈ります。普段は声を落としていても、このときはすべての祈りを大きな声で唱えます。

 

聖体拝領と洗浄式のあと、叙階された者たちは今後説教するときの信仰のかなめである信仰宣言を唱えます。その後、司教は祭壇中央の司教椅子に座ります。叙階された者たちはひとりずつ司教の前にひざまずくと、司教はその頭に手を置き、「聖霊を受けなさい。あなたが人の罪を許せばその者は許され、あなたが人の罪を心に留めていれば、その者は覚えられている。」

  

そして司教は叙階を受けた者がそれまで肩に掛けていたカズラを広げ、背に落としながら「主が罪のないことの象徴であるこの衣をあなたに着せる」と言います。

 

叙階を受けた者たちは、それからもう一度司教の前に進み、ひざまずいて、司教の両手の間に自分の手を合わせて置き、従順を誓います。

 

その後、叙階を受けた者たちが席に戻ると、司教は訓戒を述べ、以下の特別な祈りを唱えます。「全能の神、父と子と聖霊の恵みがあなたの上に来ますように、司祭として祝福され、人々の罪のため全能の神に犠牲を捧げることができますよう、誉れと栄光が世々限りなく続きますように。」

 

そして、司祭、信徒一同に祝福を与えると、司教は座り、叙階された者たちに最後の言葉を話します。「みなさん、あなた方が受けた位階とあなた方の肩にかかる重荷について思いをめぐらせてください。神聖で献身的な生涯を送るよう、また全能の神に喜んでもらえるように努め、神の恵みを受けなさい。神の慈しみがあなたの上にありますように。」

 

司祭に叙階され、初めてのミサをあげた後、どうか聖霊のため、聖母のため、そして亡くなった信徒のための三つのミサをあげてください。そしてわたしのために全能の神にお祈りください。

 

ミサに続いて、新しく叙階された司祭が司祭として初めて祝福を与えるのが慣例となっています。

写真は会の英語サイトをそのまま転載しました。どうか御了承ください。

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